東亞寫眞タイムズ

旅情

旅は好きですが、出張旅行はどうも面白くありません。それでも、海外出張の時は空き時間を利用して街を散策することにしています。
これまで訪れた街で最も印象に残ったのはスウェーデンのイェーテボリでしょうか。郊外にあるランドベター国際空港に深夜到着。

10数年前の2月のことでした。たった一人、酷寒の中を転がるように空港ホテルへ・・・。 その時は内陸へ100kmくらい入ったボロースという街へ所用があって行ったのですが、用が済んでイェーテボリへ戻り、半日だけ観光を楽しみました。青い空、路面電車と港の美しい光景。
冬の北欧の太陽は低い位置を移動するので非常に眩しく感じたのを覚えています。

 

これから行ってみたい場所は中国東北部。旧満州の旅に憧れています。旅順要塞も見学したいし、アカシアの大連も歩きたいと思います。できたら瀋陽、ハルビンも訪ねられたらいいです。その次がシベリア鉄道。ウラジオストクからモスクワまで1週間かかるそうです。私は偏屈なので真冬のシベリアを車窓に旅を楽しみたいのですが・・・。 ロシア語はわからないので困るだろうと思われがちですが、実際に行った人から聞いた話では何とかなるそうです。たしかに中国語が全然できなくても中国に出張していますが、いつも何とかなってて、困ったことはありません。もっとも、行くのはいつも中国南部の都市で、しかも大都会ですから外国人も多いので現地の人も慣れているのでしょうけど。

 

けっして金持ちじゃないけれど、外国のホテルの豪華なロビーのソファにどっかと腰かけ、コーヒーを頼み、文庫本でも読んでいると、束の間とてもリッチな気分に浸れます。長谷川海太郎という昭和初期に活躍した作家がおりまして、この方は林不忘の別名で「丹下左膳」を書いた人でして、知る人ぞ知る大衆文学の大家。夫婦で釜山、シベリア鉄道を経て欧州に旅をし、「新世界巡礼」という旅行記を遺しております。私はこの旅行記を青春時代に読み、非常な感銘を受け、「いつかは俺も」と思い続けてン十年。しかし、未だ実現を見ておりません。

 

 




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