東亞寫眞タイムズ

グロリア

1980年制作の米映画「グロリア」を久しぶりに観て感動しています。

当時50歳のジーナ・ローランズがマフィアのボスの元情婦を好演しておりまして、とってもかっこいいのです。後にリメイクでシャロン・ストーンが同じ役を演じましたが、まったく問題になりません。金髪、大柄で肩幅広いジーナ・ローランズ。

私が子供の頃から抱いていた米国人女性のイメージそのまんまです。

映画の宣伝に使われた有名なスチールは、追ってきたマフィアの手下どもめがけて発砲するシーン。堂に入っております。35年以上も前に映画館で観た時は単に「怖いおばさん」という印象が強かっただけでしたが、改めて今観るとなかなかの美熟女。しかも美脚。足首がとても細く、ピンヒールサンダルが、やや下品なフレアーのドレスと相まってよく似合うこと。

 

ジーナは俳優兼監督業のジョン・カサベテスの奥さんでして、彼の監督する「グロリア」に奥さんを出演させたのです。低予算映画で、無名の俳優さんばかり集め、おそらくジーナはノーギャラだと思います。

街中のシーンでは通行規制がかけられなかったと見え、通りの向こう側の人々が歩くグロリアをずーっと見ていたり、タクシー乗車中もカメラに向かって近くにいた子供がふざけたポーズをとっていることに今回改めて気づきました。警察官が出てくるシーンも非常に短かいものでしたが、米国では警察が交通規制も含め、撮影に協力する場合、警官の人件費、車両費などを請求されるそうで、ともかく余計な出費を抑えたのでしょう。

 

また、風体や習慣、住居の様子を見せて、大した説明もなしに各役どころの人生や背景を観客にわからしめる優れた演出に感心します。ここで詳しく描くのも何ですから、興味のある方はDVD借りてぜひ一度観てください。舞台はNY。逮捕歴ある裏街道の女、生きて行くのに何でもやってきて汚れまくった女が愛を見つけ出す素晴らしいストーリーです。

 

ちなみに、劇中に何度も出てくるNYのイエローキャブ、”チェッカー・マラソン”のでかいことに驚きました。82年まで製造され、99年までNYを走ったそうです。

 

mlf




ブログ・お知らせ

リンク

リンク