東亞寫眞タイムズ

真夏の夜の夢

同僚に初めて連れて行ってもらったスナックでアルバイトのミステリアスな上品熟女に一目ぼれした知人A。店に通い詰め、とうとうデートに成功。女はバツイチ39歳にて昼間は英会話学校の事務やってて、子供は東京の母親に預けているとのこと。その子と一緒に暮らすのが夢だと。元は国際線の客室乗務員で米国の航空会社に勤務。機上勤務中に知り合った商社マンと結婚したが嫁姑問題がこじれて協議離婚という触れ込み。まずはこの辺でおかしいと気づくはずですが、免疫のない独身50男はすっかり信じ込み、長い黒髪をアップにまとめ上げ、白いブラウスにブルージーンズ姿で英字新聞を読む女の姿に奥深い教養と文化の香りを・・・。

 

そして、週1ペースで関係が続く中、最初に来た金の無心。娘に有名私立中学進学を希望している。成績はいいんだけど、とても無理と泣き始め、ここで男になろうと決意したA、翌週150万円をポンと。「え?冗談じゃないわ!そんなことやめて」と押し返す女に「いいから!」と怒鳴って押し付けた。18の時から工場勤めで酒、たばこ、女遊びもギャンブルもやらずにこつこつ貯めた金はダムが決壊したように流れ出したのです。この後、母親の入院費だ、娘の夏季留学費用だとか、1年以上に渡ってずるずると絞りとられながら、ある日女から提案。「東京に戻って中古マンションを買ってA+子供と一緒に暮らしたい、私は外資系銀行に就職できそうだからあなたは働かなくても」と。

 

Aは工場を退職し、女と物件探しに東京へ。最適物件が見つかりましたが、世事にうといA、彼女を全幅信頼し、定期を解約した全額を預ける。「いったん戻ってアパートを引き払って来て、私は母のところに行ってるから」と言われ、帰る。当然その後はなしのつぶて。件のマンションは他の人が契約済。

母親の家は嘘の住所・・・そこは有料駐車場だった。ここでやっと目が覚めたAは警察へ駆け込み、被害訴えるも犯罪とするには証拠不足。が、警察が教えてくれた女の正体は詐欺、恐喝など前科3犯のつわもの。実年齢は58歳。子供は40歳の長男がいて、暴行傷害罪で服役中。

 

「でも、一緒に寝た時気づかなかった?年齢に」と、刑事さん。そういえば、ブラウスは「恥ずかしい」と言って絶対脱がず、下半身だけスッポンポンだったのです。

女性経験の乏しいA、性行為というのはそういうもんだと思い込んでいました。

写真で見せられたすっぴんの顔は初めて見るもので、気の荒そうなふてぶてしい表情のおばさんが写っていました。メイクにすっかり騙されたわけです。ただ、女性経験があれば年齢詐称はすぐ見抜けるレベルだったようで、Aに女を婚約者だと紹介された古い同僚は、安易に決めず、女の身元を調べるよう説得を試みたそうですが、まったく聞く耳持たず。身寄りもなく、有り金ほとんど失ったAは元の会社に契約社員として舞い戻って黙々と働いています。

 

 

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