東亞寫眞タイムズ

友達の母

保育園から小学校まで一緒だった友人がおりました。お父さんは病院職員で上品な紳士でした。それで、同じ病院の看護師さんだったお母さんは非常に美人であったと記憶しております。今の私だったらストライク。すらっと背が高く、とってもセクシーな厚めの唇から柔らかい笑みこぼれる涼しい目元のナース。大昔のことながら概ねこの描写は当たっていると確信するところです。

 

当時は病院の職員宿舎に住んでおられたので、お母さんのナース姿はよく見かけました。白いワンピースにナースキャップ。

皆様憧れのあれです。今もその姿はD800+大三元で撮影した画像のごとく、記憶の中で非常に鮮明であります。

当該友人とは互いに成長して行く過程で道が分かれ、すっかり疎遠となりましたが、東京の大学に進んだ彼が帰省してきた時に駅で偶然再会したのがきっかけで、短時間ですが、自宅に招かれたことがありました。当時40代前半だったお母さんはまだ十分に美しく、仕事も現役でした。ちょうど兄のN360を借りて乗っていた私は、看護学校の同窓会に出席するお母さんを街まで送って行きました。ベージュのタイトスカートから覗く美脚にすっかり目を奪われた私。あろうことか、うっかり手を・・

しかし、さすがは昭和のお母さん、少しも騒がず、「あらあら、こんなことしちゃ・・」と言いながら自分の手を添えました。すぐにシフトレバーの操作が必要になり、手を離した私。「ごめんなさい。今のはなかったことに」と懇願。涼しい目が笑っていました。すぐに目的地に着き、N360は繁華街の入り口で停止。お母さん、降りる直前にその綺麗な顔を突然寄せてきて、「汚くて全然可愛くなかった坊主頭の子がずいぶん男前になったわね。」と囁き、私の頬にキッス。後しばらくは煩悩に捉われました。

 

その後は縁が途切れ、友人とも会うことはありませんでしたが、東京で就職した彼は30歳前にUターン。地元企業で定年まで勤めたと人伝てに聞いております。最近、彼の家族が夢に出てきたので文にした次第です。樹木に囲まれた暗赤色の瓦と白い壁の家。ハワイに移住した叔父さんから送られた、たくさんの米国製玩具。私にとっては、その美しい母親と共に宝石のような想い出です。

 

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