東亞寫眞タイムズ

イタリアンスクーター

ひょんなことからVespa 200ccを入手しました。「探偵物語」で「工藤ちゃん」こと松田優作さんが乗っていたモデルです。

おそらく1985年頃のイタリア生産でしょう。ドラマのイメージと違い、重くて操作性が悪くブレーキが甘い、後ろに重心が偏っていてリヤブレーキでないと止まらず、スリップしやすいです。コーナリングも難しく、立ち上がりが不安定。従って高速道に入るのは相当勇気が必要かと。

 

このVespaを自宅前に停めていると「ローマの休日」に出て来たスクーターだと、通りがかりの人などに言われます。

たしか10数分間の登場だったと思いますが、映画に出た車種は125と呼ばれた文字どおり125ccのモデルで、フロントフェンダーにヘッドライトが設けられ、飾りっ気なしの鉄パイプハンドルにて非常に武骨な印象を受けた記憶があります。

 

邦題「さらば青春の光」という79年制作の映画では主人公がイタリアンスクーターを乗り回す「モッズ族」でした。米軍放出のフィールドコートをスーツの上に着用、ランブレッタの後ろに恋人を乗せてロンドンを走る若者。麻薬に溺れ、破滅する青春を描いた衝撃作です。当時の人気ロックバンド「ポリス」のベーシストだったスティングが演じるモッズ族の頭が派手なデコレーションのVaspaをトレンチコート姿で粋に乗りこなしていました。

 

私が乗ると「古くてうるさいスクーターに乗った変なおじさん」にしか見えないと思いますが、知らない人には奇異に映る旧車、完全に自己満足の世界です。2サイクルの臭い排気煙も嫌われますし、早朝や深夜のエンジン始動は憚られる状態です。

率直に申し上げますと、国産スクーターの125ccクラスのほうが安全で速くて扱い易いです。30年前のレベルでも国産にまったく勝てません。でも魔訶不思議。なぜか乗ってて楽しいのです。

 

 

 

 

 




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