東亞寫眞タイムズ

間男

今だから語れます。結婚前のことで23歳くらいでしたが、最初の職場を辞め、地元に戻ってしばらくアルバイトしてた時期です。小さな家電店でエアコン工事や白物の配送設置をやっていました。そのお店は店主が糖尿病で入院してて、奥さん(当時38歳)と高1の娘の手伝いで切り盛り。そこに期間限定で雇われたのが私。一応電気工事士の資格もありますので、それは重宝されました。

 

ここまで書くと大した説明は不要と思います。美人の奥さんのせいか店は結構繁盛。独身男性の客多し。ある日、娘が部活の合宿でいない日が。そして奥さんからじわっとアプローチ・・・そりゃもう気力体力充実していた年頃でしたから・・。

だんだんエスカレートし、自宅マンション(賃貸)ではなく終業後にお店のシャッター閉めて中で行うようになりました。

店の中は狭いので横にはなれず。緊急に備えて服脱がず、早い話が奥さんを立ったまま壁に手つかせ、スカートをまくって下着降ろして後ろからと・・。で、ある日、部活帰りに立ち寄った娘に現場を見られてしまったのです。もう覚悟しましたね。

この世の見納め、店主に刺されるかも知れないと。娘も時々配送助手やってて仲良くしてたのに、すごい目で睨み付けられました。でも、奥さんは店を辞めないで欲しいと。そりゃ困るでしょう。とりあえず配送や工事をする人間がいないと商売になりません。

 

そうこうしてる内に店主復帰。少し離れた場所にある喫茶店の奥に連れて行かれ、「いろいろ世話んなったのお。余計な世話ものお・・。娘に手え出されんかっただけましじゃが。」やや薄くなった頭、病み上がりの痩せた顔で寂しそうに呟きました。「すんません。今日で辞めます。」と、テーブルに額こすりつける私。店主は給料の入った封筒をテーブルに置き、「ちいと余計に入れてあるけえ、外でいらんこと言わんようにの。わしも忘れるけえ、あんたも忘れてくれえや」と。 奥さんとはそれっきり。

 

この奥さん、元来浮気性で、どうも常習犯だったようです。店主は自分の入院で問題発生は予測していたらしく、それでも別れる気はなく、穏便に済ませて元の生活に戻りたかったのでしょう。男好きなのを除けば、商売も上手で納品から代金回収まで管理がきちっとしていて賢い女性でしたから。 お店はとうの昔に廃業。ご存命であれば夫婦とも80才を超えておられるでしょう。遠い遠い昔の出来事でした。

 




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